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音でつながる島の記憶。三線が教えてくれた石垣島

おーりとーり!八重山HUBレンタカーのバナナです。
石垣島に住んでいると、青い空や透き通った海、美味しい食べ物やゆったりとした時間の流れなど、毎日が豊かで贅沢だと感じます。
そんな日々のなか、今年の1月から三線を習い始めました!今回はそんな三線を通して知った石垣島のことについてのブログです。
八重山古典音楽との出会いは、身近な「音」から
三線との出会いのきっかけは、今の夫(当時は彼氏)が太鼓を叩いていたことにあります。
彼の発表会や練習を見に行くうちに、自然と八重山古典音楽の世界に触れるようになり、その音の響きや雰囲気にどんどん惹かれていきました。
もともと音楽が好きで、ピアノやフルートなども楽しんできたので、「演奏する側になってみたい」と思うようになるのに時間はかかりませんでした。
まずは三線から。
最初は手探りでしたが、「自分の手で島の音を奏でる」という感覚がとても新鮮で、楽しいものでした。
島の音に、昔の人の想いがのっていた
私が習っているのは「八重山古典音楽」です。
歌詞は八重山の言葉で書かれています。標準語と比較して発音なども異なったりするので、聞いて覚えるという繰り返しでどうにか演奏できるようになっていきました。
わからない言葉や、一曲通して何を伝えたいかは、先生に聞いたり自分で調べたりするようにしました。すると、その音に人の感情や暮らしが宿っていることを知りました。
強制移住により引き離されてしまった恋人への気持ち、不幸な生い立ちながらも健気に生きる女性のうた、豊年を願う祈り…。
どの曲にも、その時代の“誰か”の想いがしっかりと息づいていて、それが今の私たちにまで届いていることに、静かな感動を覚えました。
三線は「音楽」というよりも、「学びの入り口」のように感じるようになっています。

八重山古典音楽を聴いてみたいと思った皆様へ
そんな私が今、所属しているのが「大濱用能流保存会(おおはまようのうりゅう)」です。
このたび、55周年を記念する公演が、6月21日(土)19:00から石垣市民会館 大ホールで開催されます!
私も出演させていただく予定です。

三線を通して紡がれる八重山の伝統音楽の世界を、ぜひ生の音で体感してみてください。
観光の方も、地元の方も、どなたでもご来場いただけます。
三線が奏でる“島の記憶”、一緒に感じてみませんか?
皆さまのお越しを、心よりお待ちしています。