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石垣島の夜に響く唄 ― とぅばらーま大会に行ってきました

おーりとーり、八重山HUBレンタカーのバナナです!
先日、石垣島の秋の風物詩「とぅばらーま大会」を観てきました。
大会前後にもとぅばらーまにまつわる催し物が開催されており、運良くどちらも観させてもらったので、その時の様子をレポートしていきます!
目次
とぅばらーまとは?
「とぅばらーま」は、八重山地方の古くからの情歌。
恋の想い、家族への感謝、島への誇りなどを、独特の節まわしで唄います。
昔は男女が夜道で互いに唄い合い、心を伝えたそうです。
私も唄を聴くたびに、島の時間がゆっくり流れるように感じます。
三日間で体感する「とぅばらーま」の世界
旧暦の八月十三夜を中心に開かれる「とぅばらーま大会」。
この三日間は、島のあちこちが唄で満たされる特別な時間です。
1. なかどぅー道ぬとぅばらーま
とぅばらーま大会の前日、とぅばらーま記念碑が建つ登野城交差点にて開催されます。

夕暮れになると交差点の一角が舞台に変わり、三線の音色と唄声がふわりと街に広がります。
とぅばらーま大会のように予選などはなく、エントリーをすればどなたでも参加できる、自由な宴です。
思い思いのとぅばらーまに耳を傾けながら、島の風、空気を感じる贅沢な空間。
交差点が一夜限りの舞台になる、特別な瞬間です。
なぜ、この場所で行われるのか、これにもきちんとした意味があるそうなのですが
まだ調査中のため別の機会に書かせてください。m(__)m
2. とぅばらーま大会(本選)
二日目は新栄公園の特設ステージで本大会。
予選を通過した唄者たちが、それぞれの歌詞と節で競い合います。
満月がステージを照らし、空に響く歌声は心にくるものがあります。

唄い終えた後の静寂と拍手の瞬間には、島の人たちの魂が宿っているように感じます。
3. 観月とぅばらーまの宴 ― 歴代チャンピオンの集い
とぅばらーま大会の翌日は、歴代チャンピオンたちが集う「観月とぅばらーまの宴」。
アートホテルにて開催されました。

円熟の声に若手が応え、世代を超えて唄が受け継がれていく様子は圧巻です。
私はその場で、一緒に笑ったり、手拍子を打ったりしながら、島の文化の奥深さを肌で感じました。
三日間を通して、私は改めて石垣島の“唄の力”を実感しました。
とぅばらーまはただの歌ではなく、島の人々の想いや歴史そのもの。
石垣島に来るときは、ぜひあなたも、満月の下でこの唄に耳を傾けてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!


